育休中の確定申告 年末調整の有無確認を

【Q】 30代女性。昨年第1子を出産し、育児休業中の会社員です。会社から「確定申告をするように」と言われました。どんな準備が必要ですか。


【A】  育児休業中の場合でも、昨年の収入が少しでもあれば、勤務先で「源泉徴収票」を発行してくれますが、年末調整をしてくれるかは、会社によって異なります。年末調整がされた場合は、おおよその税金の清算は済んでいますが、「生命保険料控除」については、書類を提出していない場合が多いので、確定申告をすれば、税金が少し還付されます。
 年末調整がされていない場合は、確定申告をすれば、昨年の年収が103万円(所得で38万円)以下であれば、源泉徴収された税金は全額還付されます。
 年収が103万円以上でも、年間にかかった医療費が10万円(もしくは所得の5%)を超えていれば、「医療費控除」の申請をすれば、税金の全部もしくは一部が還付されます。出産費用はもちろんのこと、定期健診や通院費も医療費の対象となります。ただし、出産育児一時金は差し引く必要があります。医療費控除の申請は、世帯全員分をまとめて申告することができますので、ご夫婦で働いている場合は、収入の高い方の人(税率の高い方)が行う方が得です。
 昨年の年収が少なければ、夫の「配偶者控除」(年収103万円以下)や「配偶者特別控除」(年収141万円未満)の対象となりますので、夫の勤務先に届け出していなければ夫も確定申告すれば、税金が還付されます。
 確定申告は、2月16日から3月15日までです。申告書類は国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」で情報を入力しますと簡単に作成できます。作成したものは、e-TAXで送信できますし、プリンターで印刷し、郵送することもできます。

(安藤絵理・ファイナンシャルプランナー)

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