「金融商品」として利回り確認 貯蓄型保険の選び方

【Q】

 30代の専業主婦。会社員の夫、幼稚園に通う娘と3人暮らしです。貯蓄型の保険に入りたいと考えていますが、出費も気になります。選ぶ際のアドバイスをお願いします。現在加入しているのは、先進医療特約付きがん保険です。

【A】
 生命保険の中には、学資保険や養老保険、個人年金など、貯蓄性の高い保険もありますね。終身保険に満期金はありませんが、中途解約した場合に解約返戻金が受け取れるので、貯蓄目的の利用もできます。
 ただし、貯蓄目的の保険加入には注意点もあります。まず、保険は保障に費用がかかる分、預貯金とは異なり、元本割れする場合もあること。また、多くの保険は、短期間で解約すると解約返戻金は払込保険料の総額を下回ります。加入年齢や性別によっても保険料は違うので、払い込み保険料の総額と受け取れるお金(満期金や年金、解約返戻金など)を比較して、金融商品としても納得できる利回りになるかを確認しましょう。
 さて、ご相談者の場合は、貯蓄の前に保障を考えたほうがよさそうです。現在はがん保険に加入中ですが、がん保険ではがん以外の病気やケガはカバーできません。万一に備えた十分な預貯金がなければ、まずは医療保険への加入を検討をお勧めします。
 その上で貯蓄型の保険を考えるなら、毎月払える保険料や保険料の払い込み期間中に必要になる資金を試算してみてください。早々に中途解約することになると元本割れして貯蓄型の保険のメリットがなくなってしまいます。家計にあまり余裕がなければ、保険にこだわらず、預貯金などで少しずつ貯めたほうが無難かもしれません。保険で貯蓄を考えるなら余裕資金を充て、比較検討して金融商品として納得できる利回りのものを選びましょう。

(大林香世・ファイナンシャルプランナー)

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