先日、久しぶりに庭の手入れをしました。草取りをしながらレモンの木に目をやると、鮮やかな黄緑色をしたアゲハチョウの幼虫を発見。息子は興味津々の様子でしたが、「気持ち悪いね」「葉っぱ食べちゃうから早くポイしよう」と言ってすぐに取り除きました。
　数日後、息子が「あのイモムシはこんなにきれいなチョウになるんだね」と本を見て驚いていました。息子にとっては初めて知ること。私の価値観を押し付けてしまいましたが、もう少しきちんと説明して好きなだけ観察させてあげれば良かったと反省しました。
　レモンの木は４年前、息子が生まれたのを記念して植えたもので、まだ実を付けたことはありません。レモンの木も、子どもの好奇心の芽も育てたい。私自身、イモムシがチョウになるまで実際に見届けたことがないので、今度イモムシを見つけたら子どもの「どうなるんだろう？」に付き合って、一緒にチョウになるまで見守りたいと思います。 （山田弥生）