こち女ボイス「産前産後のサポート」

 産前産後の女性とその家族に寄り添い、家事や育児をサポートする「ドゥーラ」の活動が県内でも広がっています。ドゥーラの活用は、出産を機に良好だった夫婦の関係が急に悪化する「産後クライシス」や産後うつを防ぐ手だてになると、期待しています。

 第1子の産前産後にドゥーラのサポートを受けた夫妻(浜松市)は「理想的なケース」と私の目には映りました。夫妻ともに県外出身で親を頼れなかったため、夫は「必然的に」育児休業を5週間取得。妻の退院後約1週間は、毎日2時間ほどドゥーラに来てもらい、沐浴[もくよく]の方法などを夫婦一緒に学びました。互いの睡眠時間を確保するため、夜間の授乳も交代で行ったそうです。
 里帰り出産には多くのメリットがありますが、初期の段階から夫婦間で子育てに関する知識に差ができたり、大変さを共有するのが難しかったりする面もあると、自身の経験からも感じます。もちろん、家庭の事情はさまざまで正解はありません。ただ、ドゥーラという子育ての“先輩”の手を借りながら、“初心者”の夫婦が一緒に成長していくというスタイルも今後、増えていってほしいと思います。 (大滝麻衣)

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