こち女ボイス「幼児期の教育・保育」

 独身だった10年ほど前、「子供を保育園に預けて職場復帰できるよう、一緒に母親を説得して」と友人に頼まれました。友人は私を紹介し、「保育園出身でも、小学校の勉強についていけたって言ってるよ」。働くことそのものより、保育園利用を反対されていることに驚きましたが、多少は貢献できたのか、彼女の希望はかないました。

 こども園に通う息子の小学校入学が2か月後に迫った今なら、あのときの友人の母親の気持ちが分かる気がします。体操、平仮名、数…。子供を幼稚園に通わせているママ友に話を聞くたび、少し焦ります。それでも、こども園でも教えていただいたし、さらに食事マナーや季節の行事のいわれ、友達との付き合い方など多くのことを学ばせてもらいました。
 息子が通う園では今年度から、園外活動費や講師を招いての教室開催費などに、行政から補助が出るようになりました。園の負担が増えないようにしながら、保護者の働き方にかかわらず、子供たちが良質な幼児期の教育・保育を平等に受けられるよう、こうした援護射撃が広まってくれたらと思います。  (南部貴子)

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