こち女ボイス「空の巣症候群」

 長女の小、中学校時代の母親同士数人で集まる機会がありました。久しぶりに会う人もいて、食事を楽しみながら近況を報告し合いました。子どもたちは二十歳を迎え、大学生や社会人となりました。子どもの成長と共に、私たちの悩みは親の介護や、自分自身や夫の健康面での心配事に変わり、子育ての大変な時期は乗り越えたのだと感じました。

 子育て真っ最中のときは、自分の時間が欲しい、1人でゆっくり出掛けたい、と思っていましたが、子どもに費やす時間は徐々に減っていきます。よく「空の巣症候群」という言葉を耳にします。子どもが自立し親元を離れた後、虚無感や寂しさで心にぽっかりと穴があいたような状態をいうようです。同じような心境は定年退職後にも当てはまるような気がします。
 子どもが巣立った後、そして退職後、どういう人生を送りたいのか。そろそろ考える時期なのかもしれません。 (鈴木京子)

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