学生が子ども支援、カフェで寺子屋 静岡県内などで開設準備進む

 県内や山梨県を中心に各地のカフェで無料の寺子屋を開き、子どもの学びを支援する学生団体「Cafe de(カフェ・デ)寺子屋」がこのほど、発足した。新型コロナウイルスの影響で屋内活動は制限された状態が続くが、学生は「子どもの学び場をつくりたい」と早期の開講に向け、準備を進めている。

「Cafe de 寺子屋」の活動を紹介する大石さん=静岡市駿河区
「Cafe de 寺子屋」の活動を紹介する大石さん=静岡市駿河区

 「やらされるのではなく“自由に学べる”環境が必要」。都内の大学院に通う大石紗矢香さん(22)=藤枝市出身=が発足の思いを語る。子どもが成績や周囲の意見にとらわれ、義務的に学習している今の状況を変えたいと、自らが代表となって団体を設立した。県内外から同じ思いを持つ学生約40人が集まった。
 寺子屋は、地域のカフェを会場として営業終了後などの空き時間に開く予定。学生が学校の宿題をサポートしたり、子ども自身が知りたいと思っていることを一緒に考えたりすることで、学習意欲を育み、自由に学ぶ楽しさに気付いてもらうことを目指す。
 県内では静岡大や県立大、東海大清水キャンパス、日大三島キャンパスの学生が団体に所属する。それぞれの地域で、新たなメンバーの勧誘や活動する店舗の決定など拠点づくりを進めている。
 8月には団体をNPO法人にし、県内と山梨にとどまらず活動を広げるつもりだという。大石さんは「静岡と山梨で基盤を作り、47都道府県全てに寺子屋を設置するのが目標」と今後を見据えている。

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