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多様性認める高校、知って 静岡県立大生が「北星余市」写真展

(2019/2/13 17:00)
「北星余市展」に並べる写真を選ぶ学生=1月下旬、静岡市駿河区の県立大
「北星余市展」に並べる写真を選ぶ学生=1月下旬、静岡市駿河区の県立大
展示する予定の写真。余市高職員室で生徒が談笑する
展示する予定の写真。余市高職員室で生徒が談笑する

 全国から高校中退者らを受け入れている北海道余市町の北星学園余市高の魅力を知ってもらおうと県立大生が25日~3月3日、写真展「わたしたちの北星余市展-北海道に輝き続ける、日本の宝もの」を静岡市駿河区のグランシップで開く。企画した学生は余市高を訪れ、生徒と交流。「君はありのままでいい」という教育実践に感銘を受けた。存続危機に直面する同高の力になりたいと準備を進める。
 高校や支援者の協力で、生徒の日常の写真約100枚を並べるほか、同高が動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している映像を上映する。最終日にトークイベントを実施し、専門家の視点から実践する教育の価値や魅力に迫る。
 企画したのは国際関係学部4年鴻野祐さん(23)、3年内記衣真里さん(22)、4年鈴木美海さん(22)、経営情報学部1年田辺佳穂さん(19)。1月に余市高を訪問。写真展に校内の雰囲気を反映させようと生徒や教諭から話を聞いた。内記さんは昨年9月にも1週間滞在した。文化祭準備期間で、非行や引きこもり経験のある生徒、発達障害のある生徒が励まし合い、互いのペースを尊重しながら作業する様子に感動した。内記さんは「表面的なものに左右されない『多様な君を受け入れる』が当たり前のように存在していた」と話す。
 鴻野さんは「まっとうに生きるとはどういうことか教えてもらった。余市高は宝物のような存在。なくなってほしくない」と、写真展に思いを込める。
 クラウドファンディングで資金を募っている。問い合わせは<hokuseiyoichi.ex@gmail.com>へ。

 <メモ>北星学園余市高 学校法人北星学園が運営する全日制高校。全国から高校中退者や不登校経験者ら多様な生徒を受け入れている。「集団の中で育て、社会性を身に付ける」教育を重視する。「ヤンキー先生」として知られる義家弘介衆院議員の母校。通信制高校の増加などで生徒数が減少し、学校法人は全学年で210人以上を維持できなければ、生徒募集を停止する方針を示しているが、13日現在の受験予定者は66人、新2、3年生は約150人でぎりぎりの状態。

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