ハナゴンドウ3頭、西伊豆の海岸に漂着 住民が発見、2頭を保護

 14日午前5時40分ごろ、西伊豆町仁科の大浜海岸にクジラ目のハナゴンドウ3頭が打ち上げられているのを地元住民が発見した。住民らは3頭を一度海に帰したが、2頭が自力で泳げず浜辺に戻ってきたため、下田市の下田海中水族館に連絡した。2頭は同9時半ごろに保護され、同水族館に車で運ばれた。

漂着したハナゴンドウ。搬送までの間、住民が体にタオルを巻いて乾燥を防いだ=14日午前、西伊豆町仁科
漂着したハナゴンドウ。搬送までの間、住民が体にタオルを巻いて乾燥を防いだ=14日午前、西伊豆町仁科

 2頭の体長はともに約2・5メートル。同水族館によると、ハナゴンドウは駿河湾沖に多く生息するという。漂着した原因は不明。第1発見者の男性(52)は「周辺にえさであるイカの死骸があった。追い掛けてきてしまったのでは」と話した。
 同水族館によると、2頭は搬送後に出血が止まり、いけすの中で遊泳可能になった。順調に回復すれば海に帰すという。

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