さようなら185系「踊り子」 ファンが見送り【動画あり】
特急列車「踊り子」として40年にわたり東京と伊豆急下田(下田市)、修善寺(伊豆市)の両駅を結んだJR東日本の電車「185系」が12日、定期列車としての運行を終えた。約600人を乗せ、伊豆急下田駅を午後3時7分に出発した最終列車「踊り子16号」を見送ろうと、駅には多くの人が集まった。
185系は、旧国鉄時代の1981年に登場。「踊り子」を中心に、特急から普通列車まで幅広く活躍。同市の須崎御用邸を訪れる皇族方も乗車された。伊豆急下田駅から最終列車に乗った東京都のバレエダンサー鈴木詠翔さん(25)は「思い出の車両。お別れができて良かった」と話した。踊り子は13日のダイヤ改正後、全てE257系電車で運行される。(下田支局・尾藤旭)