「御花印」花店巡って集めて 静岡市の雑貨店企画、22店舗連携

 静岡県内を中心とした花き店22店舗が連携して、草花を使ったそれぞれの店のオリジナルアート「御花印(おはないん)」を販売する企画を5月から始める。新型コロナ禍で結婚式や成人式などの行事の縮小、中止で打撃を受ける花き業界を盛り上げる。

花のアートが描かれた御花印帳=静岡市葵区
花のアートが描かれた御花印帳=静岡市葵区

 御花印は、スミレやスイートピーなど四季折々の押し花や絵画、メッセージを書き込んで仕上げる立体感がある1枚のアートで、550円。消費者に各店を巡ってもらい、台紙となるはがきサイズの「御花印帳(おはないんちょう)」に集めてもらう。1冊20ページを埋めると500円分のクーポン券を贈る。
 企画したフラワー雑貨製作の「cocorohana」(ココロハナ、静岡市葵区)はこのほど、インターネットで支援を募るクラウドファンディングを始めた。資金は参加する花き店を記載したマップ製作などに活用する。返礼品として御花印帳を提供する。
 ココロハナの酒井幸奈代表(37)は「花のある生活の魅力の再発見につなげたい」と話す。
 問い合わせは同店<電054(273)3002>へ。(経済部・平野慧)

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