東日本大震災10年 被災地の活動、写真で紹介 静岡県警

 東日本大震災の発生から11日で10年となるのを前に、静岡県警は8日、被災地での職員の活動を収めた写真の展示を静岡県庁別館1階ロビーで始めた。津波被害を受けた地域で捜索や警戒に当たった記録を紹介し、災害への備えを促す。12日まで。

東日本大震災の発生直後の活動を記録した写真=県庁
東日本大震災の発生直後の活動を記録した写真=県庁

 震災直後、広域緊急援助隊の部隊が福島県南相馬市の沿岸地域で活動した際の写真など約90枚を展示した。がれきが散乱する中で生存者の手掛かりを探す隊員が写る。東京電力福島第1原発事故で立ち入りが制限された地域周辺を警備する様子も伝える。
 第1陣メンバーとして被災地入りし、写真を撮影した災害対策課の奈良大輔警部補(44)は「災害時に取るべき行動を改めて見直すことが大切。想像を働かせて備えてほしい」と呼び掛けた。

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