オンラインマラソン大会出場へ 浜松の愛好家が「クラブ」発足

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で各地のマラソン大会が中止になる中、市民ランナーの施設職員坂口健司さん(62)=浜松市西区=が、オンライン形式の大会にチームで参加するためのランニングクラブを発足させた。コロナ禍で広く導入されたオンライン大会に向け、静岡県内外の仲間との新たなつながりがモチベーションになっている。

オンライン形式のマラソン大会に向けて練習に励む坂口健司さん(手前)らメンバー=2月下旬、湖西市の新居文化公園
オンライン形式のマラソン大会に向けて練習に励む坂口健司さん(手前)らメンバー=2月下旬、湖西市の新居文化公園

 18歳から趣味としてランニングを始めた坂口さんは、年間20以上の市民マラソンに参加してきた。本番を目標にこれまで練習に励んできたが、新型コロナの感染が拡大した1年ほど前から各地の大会が中止に。昨年2月に京都マラソンを走って以降、大会に出場できなくなった。
 練習意欲が衰える中、オンラインのマラソン大会が広がっていると知った。衛星利用測位システム(GPS)ランニングアプリ「TATTA(タッタ)」などを使用し、メンバーの24時間内の合計走行距離を競ったり、合計距離42・195キロ達成を目指したりするなどルールはさまざま。「1人で出場するより、チームで出場すれば互いの刺激になる」とクラブ設立を模索し、職場や会員制交流サイト(SNS)のランニング仲間に声を掛け、昨年6月に活動を始めた。
 現在の会員は30~60代の25人。北海道や神奈川県に住むメンバーもいる。これまで2回のオンライン大会にメンバーを組んで出場した。2月下旬には湖西市の新居文化公園で初の練習会も開き、6人が10キロ走に汗を流した。SNSがきっかけでクラブに入った自営業高山幸也さん(51)=浜松市中区=は「練習の様子をSNSで報告し合うと励みになる。チームでオンラインの大会に出るのも楽しみの一つ」と話す。
 「クラブを通じて各地の人とつながれる。今は大会で顔を合わせられない分、みんなのモチベーションの維持になれば」と坂口さん。再び走る喜びを感じている。(湖西支局・大沼雄大)

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