土砂崩れ県道、26日通行再開 浜松・天竜、災害頻発…残る不安

 浜松市天竜区龍山町下平山で昨年10月に発生した土砂崩れにより、通行止めが続く県道大輪天竜線について、道路管理者の浜松市は26日午後3時、同県道の供用を再開する。同町では同7月の豪雨による土砂崩れなどで国道152号が通行止めとなり、幹線道、迂回(うかい)路の県道ともに生活道が断たれた。頻発する土砂災害に、周辺住民の不安は続く。

県道の通行再開区間と浜松市天竜区での近年の災害発生状況
県道の通行再開区間と浜松市天竜区での近年の災害発生状況
復旧工事を終え、26日に通行再開する県道大輪天竜線の土砂崩れ現場=19日午前、浜松市天竜区龍山町下平山
復旧工事を終え、26日に通行再開する県道大輪天竜線の土砂崩れ現場=19日午前、浜松市天竜区龍山町下平山
県道の通行再開区間と浜松市天竜区での近年の災害発生状況
復旧工事を終え、26日に通行再開する県道大輪天竜線の土砂崩れ現場=19日午前、浜松市天竜区龍山町下平山

 再開区間は同町下平山-戸倉間の約5・7キロ。国道152号は同12月に通行再開した。ただ、ひび割れが見つかった秋葉トンネルなどの復旧工事は継続中で、降雨条件などにより通行止めとなる暫定措置が続く。
 同町では近年、大小の土砂災害が頻発している。2018年3月には国道152号で大規模な土砂崩れが発生し、約7カ月間通行止めになった。市天竜土木整備事務所は、急斜面での植林や岩盤の軟弱さが災害多発の原因と分析する。市は森林管理の拡充などで対策を急ぐが、災害不安はぬぐえないままだ。
 崩落現場から南に約1キロの雲折地区では、県道が通行止めとなった昨年10月以降、抜け道の林道を利用する車の往来が急増した。住民は「怖くて道に出られなかった」と口をそろえる。50代の主婦は「いつどこで災害が発生するか分からない恐ろしさとともに生活している。特に雨の多い時期は怖い」と不安を漏らす。

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