青い卵直売 下田移住2年の夫妻、養鶏場開業目指し資金募る

 2年前に下田市外浦地区に移住し、市の移住サポーターを務める稲田健吾さん(33)、みのりさん(33)夫妻が、下田市内に養鶏場を開業しようと、準備を進めている。薄い青色の殻が特徴の卵を産むニワトリ「アローカナ」を放し飼いで育て、卵を直売する計画だ。「移住希望者と住民の交流の場に」と、将来的にはカフェやキャンプ場を併設する夢を広げ、クラウドファンディング(CF)で27日まで資金を募っている。

殻が薄い青色をした「アローカナ」の卵。中身は普通の鶏卵と同じ
殻が薄い青色をした「アローカナ」の卵。中身は普通の鶏卵と同じ
養鶏場の開業に向け、飼育するニワトリをなでる稲田健吾さん(右)と産んだ薄い青色の卵を手にする妻のみのりさん=7日、下田市柿崎
養鶏場の開業に向け、飼育するニワトリをなでる稲田健吾さん(右)と産んだ薄い青色の卵を手にする妻のみのりさん=7日、下田市柿崎
殻が薄い青色をした「アローカナ」の卵。中身は普通の鶏卵と同じ
養鶏場の開業に向け、飼育するニワトリをなでる稲田健吾さん(右)と産んだ薄い青色の卵を手にする妻のみのりさん=7日、下田市柿崎

 和歌山県出身の健吾さんと千葉県出身のみのりさんは2019年2月、兵庫県明石市から下田市に移住した。コーヒー好きの健吾さんは「いつかカフェを開きたい」との夢を持ち、市内の会社や居酒屋で働きながら、開業の機会を探っていた。
 そんな中、新型コロナウイルスの感染が拡大し、カフェ営業も展望が開けない中、自宅で飼っていたニワトリに着目した。市内に現在、養鶏場はなく、夫妻は「地産地消を進める飲食店や旅館に、新鮮な卵を提供できるのでは」と考えた。同市柿崎に6千平方メートルの土地も取得でき、ニワトリを放し飼いで育てる計画を立てた。
 現在は、夫婦で柵や作業小屋を手作りし、8羽を飼育する。餌はひもの店から魚のあらの提供を受けたり、自身で無農薬米を育てたりと、地元の自然の餌にこだわる。当面、300羽、最終的に600羽に増やし、「下田ブルー」の卵と名付け、販売を目指す。
 CFでは、ひよこの購入費や電気柵設置費などを募っている。既に当初目標の50万円を達成し、100万円を目指す。返礼品には卵などを用意する。健吾さんは「高齢者が多い下田を活性化させたい」、みのりさんは「応援の声を地域に還元できるよう頑張る」とそれぞれ意気込む。
 支援はCFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で受け付けている。

いい茶0
メールマガジンを受信する >