静岡まつり2年ぶり開催へ コロナ対策で規模は縮小
静岡まつり実行委員会(久保田隆委員長)は17日、静岡市役所静岡庁舎で記者会見を開き、第65回静岡まつりを4月2~4日に開催すると発表した。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、2年ぶりの開催となる。感染対策を徹底し、例年より規模を縮小して実施する。

大御所(徳川家康)役は、昨年出演予定だった俳優の加藤諒さん(同市出身)と前川泰之さんが務める。前川さんが3日、加藤さんは4日の出演。家康の正室の御台所役には、同市在住の鬼頭舞友さんを選んだ。
メインイベントの一つ「大御所花見行列」は例年、約500人が街中を練り歩くが、今年は「大御所花見の宴(うたげ)」と名前を変え、大御所ら5人が登壇するステージ演出のみとする。市内4カ所から約700人が駿府城公園を目指す「登城行列」はコースを一つに絞り、参加者も約250人に削減する。御幸通りで踊りを繰り広げる「夜桜乱舞」は場所を七間町と呉服町に変え、500人程度の出演にとどめる。
このほかにも会場の入り口と出口を分け、来場者には手指消毒を徹底してもらうなどの感染症対策を講じる。
静岡まつりは、静岡で晩年を過ごした家康が家臣を連れて花見をした故事にならって開催されている。例年、駿府城公園と青葉緑地を主会場に踊りや行列が繰り広げられる。