ドラッグストアで集団万引横行 静岡県警、浜松で防犯指導

 ドラッグストアを狙った大量の万引事件が県内で多発していることを受け、静岡県警は店舗への防犯指導を強化している。16日には、県警生活安全企画課と浜松東署の担当者4人が浜松市東区の杏林堂和田店を訪れ、県警が作成したガイドラインに沿って、商品の陳列や啓発ポスターの掲示、客への声掛けなど対策状況を確認した。

店舗の防犯対策を確認する警察官=16日午後、浜松市東区の杏林堂和田店
店舗の防犯対策を確認する警察官=16日午後、浜松市東区の杏林堂和田店

 >多発「大量万引」、捜査班を設置 静岡県警(2/18)
 尾関裕輔店長らは高額商品を空き箱にして陳列したり、容疑者の防犯カメラ画像を各店に送信したりして対応している現状を説明。県警の担当者は「声掛けは防犯効果が高いので続けてほしい」「防犯カメラ設置表示を大きく表示した方がいい」とアドバイスした。
 尾関店長は「防犯マップに従業員の動線を示し、意識的に歩いて防犯につなげる必要があると分かった」と話した。県警生活安全企画課の谷口宣男課長補佐は「被害を防ぐ対策を見直す機会にしてほしい」と要請した。
 県警によると、2020年に県内のドラッグストアで確認された万引被害は475件(前年比52件増)で、被害額は約2800万円(同約200万円増)に上った。被害全体の件数や総額はいずれも減少している一方で、ドラッグストアの被害は増加しているという。外国人グループが化粧品や医薬品など高額で転売できる商品を大量に盗む手口が横行。16日には浜松市内のドラッグストアで医薬品27点(計16万円相当)を窃取したとして、窃盗容疑でベトナム人の男2人が浜松中央署などに逮捕された。

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