華やかまゆ玉、会場彩る　伊豆長岡温泉で恒例イベント

　伊豆の国市の伊豆長岡温泉の恒例イベント「まゆ玉の里」が１８日、同市古奈のホテルサンバレー富士見特設会場で始まった。華やかな手作りのまゆ玉飾りが会場を彩っている。３月１５日まで。
　主催する伊豆長岡まゆ玉の会の会員２４人が製作したまゆ玉や縁起物の人形を５００～７００個ずつ結び付けた竹２０本を展示。十二支など丹精込めて作られたかわいらしい作品を楽しめる。オープニングセレモニーで小沢みゆき代表は「一つ一つ手作りした集大成で、充実した作品になっている。これからも長く続けたい」と話した。
　かつて養蚕が盛んだった伊豆長岡温泉周辺では、豊作を願ってまゆ玉を作る風習があった。伝統文化で観光客をもてなそうとイベントを企画し、今年で１９回目。会場では製作体験や販売のほか、ひな飾りの展示も行っている。午前１０時から午後４時まで。入場無料。