無添加静岡県産茶で入浴剤 沼津の製茶会社、新たな利用法提案
沼津市原町中の製茶会社「静香園」(一杉美賀子代表)が、静岡県産茶のみを使った入浴剤を新商品として売り出している。リーフ茶の消費が低迷する中、新たな利用方法を提案して茶の魅力を広めようと考案した。

入浴剤は粉茶15グラムをティーバッグに入れ、湯の中でもむときれいな緑色が広がる。無添加茶葉だけを使用していて「健康志向の人にお薦め」(一杉代表)という。茶には消臭成分が含まれているため、入浴剤として使用した後は消臭剤として活用できるという。
パッケージにこだわり、富士山と茶畑のイラストで県産茶の使用をアピールした。女性が急須型の風呂に入っているかわいらしいデザインも目を引く。
一杉代表は11月、市内の高齢者福祉施設14カ所に入浴剤を贈った。「無添加なので口に入っても安心。緑茶の香りに包まれてリラックスしてほしい。お茶に触れるきっかけを増やして『今度は飲んでみよう』と思ってもらえればうれしい」と話した。
問い合わせは同社<電055(966)6600>へ。