熱海大火70年教訓後世に 消防職員デザインの消火栓ふた設置

 熱海市消防本部はこのほど、市中心部の広範を焼いた「熱海大火」から70年の節目に合わせ、特別にデザインした消火栓マンホールのふたを、大火の出火場所付近の市道(渚町)と、かろうじて焼失を逃れた市観光文化施設「起雲閣」(昭和町)前の2カ所に設置した。

熱海大火から70年の節目に合わせてデザインした消火栓マンホールのふたを設置する消防職員=熱海市渚町
熱海大火から70年の節目に合わせてデザインした消火栓マンホールのふたを設置する消防職員=熱海市渚町

 マンホールのふたは直径50センチ。青地に熱海温泉ホテル旅館協同組合のキャラクター「あつお」などとともに、「熱海大火から七十年 火の用心」と記されている。
 市は、大火から70年の節目だった4月13日に行事を予定したが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止した。マンホールのふたは、大火の教訓を後世に伝えようと消防職員が発案、デザインした。消防総務課の轡田(くつわだ)敏秀課長は「マンホールを見て改めて火の用心を心掛けてほしい」と話した。
 市内には1100カ所の消火栓マンホールがある。同本部は今回の2カ所以外も水道本管敷設替えに合わせて順次、ほぼ同じデザインのオレンジ色のふたに取り換えるという。
 大火は1950年4月13日夕、工事作業現場でのマッチの不始末が原因で発生した。風にあおられて燃え広がり、当時の市庁舎や消防署をはじめ、多くの住宅や商店などを焼き尽くした。重軽傷者は979人に上った。
 

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