霊峰 半身の雪化粧 御殿場側のみ白く
半身だけ雪化粧した富士山の姿が15日、裾野市で見られた。裾野市街地から霊峰を仰ぐと、御殿場市側だけが白く染まり、白と黒のコントラストが際立った。
富士山では冠雪が少ない状況が続いているが、この日は東側斜面の一部だけに雪が積もった。強風によって山頂付近で雪煙が舞う様子も見られた。
富士山の自然の研究者でつくる富士山自然誌研究会の菅原久夫会長は「富士山では時折見られる現象。強い西風の影響で東側に雪が積もったのでは。森林のない地帯なので雪がはっきりと見える」と説明した。