退役F4戦闘機、浜松に 空自基地広報館で展示へ

 浜松市の航空自衛隊浜松基地に1日、約40年の運用を終えて退役したF4戦闘機が茨城県の百里基地から到着した。来年4月以降、浜松基地の浜松広報館「エアーパーク」で展示される予定。

航空自衛隊浜松基地に到着したF4戦闘機=1日午前10時40分ごろ、浜松市西区
航空自衛隊浜松基地に到着したF4戦闘機=1日午前10時40分ごろ、浜松市西区

 F4は隊員らが見守る中、浜松上空を旋回して基地に着陸。消防車の放水アーチと隊員の拍手に迎えられた。最終フライトを担ったのは百里の第301飛行隊長の岩木三四郎2等空佐。前席で操縦した岩木隊長は「好天で富士山や赤城山が見えた。長年防空の任に就いた機体を今後は広報活動に生かしてほしい」と語った。
 浜松基地によると、F4は1970年代から約150機が導入され、主力戦闘機として日本の空を守ってきた。浜松に到着した440号機は世界で最後に製造された機体で「シシマル」の愛称で親しまれている。81年に石川県の小松基地に配備されて以降、各地で約40年間活躍した。

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