静岡新聞NEWS

「脳性まひの子楽しめる場を」CPサッカースクール始動 沼津

(2020/12/1 17:01)
脳性まひの人による「CPサッカー」を楽しむ参加者。元気いっぱいボールを追いかけた=沼津市のセレステ第2グラウンド(画像の一部を加工しています)
脳性まひの人による「CPサッカー」を楽しむ参加者。元気いっぱいボールを追いかけた=沼津市のセレステ第2グラウンド(画像の一部を加工しています)

 サッカーJ3アスルクラロ沼津が、脳性まひがある人がプレーする「CPサッカー」の県内初のスクール発足に向けて始動した。CPサッカーは全国にまだ7チームしかなく、Jリーグのチームによるスクール創設はアスルクラロが初めてとなる。クラブの担当者は「脳性まひの子どもたちがサッカーを諦めずに楽しめる場を提供したい」と力を込める。
 J3沼津はこれまでも、障害者サッカーの普及や理解促進を図る活動に取り組んできた。事業・営業部長の山崎宏さんは地域での交流を進める中で、CPサッカーの存在や競技に興味関心を持つ人がいることを知り、スクールの設立を企画した。県外チームの取り組みを視察するなどして準備を進めている。
 11月上旬に沼津市内で開いた体験会には県東部の児童3人が参加した。ボール遊びやドリブルの練習で体を温めた後、ゲームに臨んだ。青空の下で元気いっぱいサッカーを楽しんだ。三島市立長伏小2年の金子蓮君(8)は「シュートが決まってうれしかった。またやりたい」と笑顔を見せた。
 蓮君の母紗也香さん(29)によると、これまで横浜市までCPサッカーのスクールに通っていたが、新型コロナウイルスの影響などで気軽な往来が難しくなり、活動場所を失った。「サッカーに限らず身体障害者のスポーツ教室は少なく、一般のスポーツ少年団では練習についていけない。身近にできる場所ができてありがたい」とスクール創設を喜ぶ。
 体験会は12月12日にも開催する。年明けごろをめどに正式にスクールを開始する予定。山崎さんは「スポーツを通じて、子どもたちのチャレンジする心を育てたい」と話した。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿