掛川伝統「よこすかしろ」製糖始まる 家庭料理で楽しんで

 掛川市横須賀地区伝統の白下糖「よこすかしろ」の製糖作業が23日から同市大渕の物産センター「サンサンファーム」の工場で始まった。完成したよこすかしろは12月5日からサンサンファームやとうもんの里、JR掛川駅構内「これっしか処」などで販売される。

サトウキビを煮詰めて作ったあめ色の「よこすかしろ」=掛川市大渕
サトウキビを煮詰めて作ったあめ色の「よこすかしろ」=掛川市大渕

 同地区はサトウキビ栽培の北限とされ、今年は約20トンが持ち込まれる見込み。台風が上陸せずにサトウキビがまっすぐ育ったため、昨年より多くの収穫が期待できるという。工場では「よこすかしろ保存会」のメンバーが搾り汁のあくを除去しながら大鍋で煮詰めたり、かき混ぜながら冷やしたりする江戸時代から受け継いだ手順で作業を進めた。
 あめ色のよこすかしろはそのまま食べてもおいしく、煮物に使うと照りが出る。松本幹次工場長(68)は「コロナ禍で外に出られない分、年末年始は家庭でよこすかしろを使った鍋や煮物を楽しんでほしい」と話した。

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