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風船がつないだ交流59年 浜松・積志小と福井の児童、コロナ禍今年はオンライン「必ず会おう」

(2020/10/25 09:01)
武生東小児童に画面越しに学舎の自慢を紹介する児童=23日午後、浜松市東区の積志小
武生東小児童に画面越しに学舎の自慢を紹介する児童=23日午後、浜松市東区の積志小
約190キロ離れた両校
約190キロ離れた両校

 59年前に日本海側の福井県から届いた手紙付きの風船をきっかけに、浜松市東区の積志小は福井県越前市の武生東小との交流を継続してきた。今年は新型コロナウイルスの影響で訪問交流は中止になった。両校の5年生児童は伝統を絶やしてはいけないと考え、22、23の両日、初めてオンライン上で気持ちを伝え合った。「コロナが終わったら必ず会おう」と。
 風船は1961年11月23日、武生東小の3年生が大空に放ち、約190キロ離れた積志小の学区内に落ちたのを当時の4年生児童が見つけた。手紙には「お友達になりたい」などと書かれていた。浜松から福井へ手紙の返事を送り、交流がスタート。以来、文通や相互の学校訪問などで親睦を深めてきた。
 両校では3年生の段階から、互いの学校の特定の相手と文通を始めることになっている。今年も訪問交流の際に、文通相手と初めての対面を果たす予定だった。
 訪問は中止になったが、児童にとって待ちに待ったオンライン交流会の日が訪れた。積志小は寸劇やクイズを交え、ウナギなどの浜松の名産品と学校自慢をビデオ会議システムの画面を通じて紹介した。武生東小児童はコロナを題材にした替え歌を披露しながらメッセージを伝えた。
 両校児童とも最初の緊張した面持ちが徐々に打ち解けた。交流記念の歌を合唱した後は「楽しかった」「また会おう」などと別れを惜しみながら、それぞれが画面に向かって笑顔で手を振り、締めくくった。
 積志小の実行委員の村瀬純平さん(10)は「福井に行けなかったのは残念だけど、みんなの顔を見られてうれしかった。会いたい気持ちがすごく高まった」と声を弾ませた。

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