静岡新聞NEWS

「戦災」ネットで伝える 静岡平和資料センター、初のオンラインミュージアム

(2020/10/24 09:15)
公開が始まった静岡平和資料センターのオンラインミュージアム=23日午後、静岡市葵区
公開が始まった静岡平和資料センターのオンラインミュージアム=23日午後、静岡市葵区

 静岡平和資料センター(静岡市葵区)がこのほど、ホームページに「オンラインミュージアム 戦争と静岡」を開設した。戦後75年の節目の今夏、新型コロナウイルスの影響で特別展が中止に。まとめたばかりの調査データなど、展示するはずだった貴重な資料をインターネットから発信する。
 「戦場に行った静岡の人たち」「空襲と戦中・戦後の暮らし」「本土決戦と静岡」の三つの“展示室”で構成する。海外からの帰還兵の苦しみ、空襲被災者、太平洋戦争末期に本土決戦に備えて陣地構築に携わった元兵士らの証言に、厳選した写真や年表を添えた。特別展示「こども平和教室」は、ダウンロードできる絵本や戦跡の地図などで教材利用を見込む。
 センターはこれまで戦争体験者の寄贈品や証言を保存しつつ、消滅した戦跡の確認など調査を続けながら、地元の戦災を伝えてきた。2013年から団体見学者数が減少したため、16年に「団体見学部」を設立した。学校へ働き掛け、19年には過去最高になったばかりだった。
 土居和江事務局長(74)は「遺品など実物の訴求力には及ばないが、ネットを使うことで、これまでセンターと接点がなかった若年層や、足を運びにくくなった高齢者に情報を届けられる。多くの人に見てほしい」と期待した。
 オンラインミュージアムは「静岡平和資料センター」のホームページから閲覧できる。
 

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿