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リニア改良型、先端に丸み 車内公開、500キロ試験走行

(2020/10/20 12:05)
リニア中央新幹線の改良型試験車=19日午後、山梨県都留市
リニア中央新幹線の改良型試験車=19日午後、山梨県都留市
報道陣に公開されたリニア中央新幹線の改良型試験車の車内=19日午後、山梨県都留市
報道陣に公開されたリニア中央新幹線の改良型試験車の車内=19日午後、山梨県都留市

 JR東海は19日、リニア中央新幹線の改良型試験車を山梨県都留市の山梨リニア実験センターで報道陣に公開した。先頭車両の形状を変えて空気抵抗を減らし、消費電力や騒音を低減。新しい内装も披露し、開業時に予定する最高時速500キロで試験走行した。
 従来のL0(ゼロ)系7両のうち、先頭2両を改良型に換え、8月から走行試験を開始した。先頭車両の先端部に丸みを持たせ、カメラや前照灯の位置を変更。電源装置も見直して軽量化した。
 内装は、車内の騒音低減を図るためガラス素材の吸音材を施した車両と、天井に白い膜を張って反射音を抑えた車両の2種類を製作した。座席はクッションを改良し、全席にUSBコンセントを設置した。今後、開業に向けて仕様を詰める。
 試験走行では力強い加速と安定した高速走行を披露した一方、がたがたとした振動もあった。同センターの大島浩所長は「騒音や振動、耳がツンとする現象の低減は改良のポイント」と話した。
 超電導リニアは1962年に旧国鉄が研究開発を始め、JR東海が2017年に営業運転に必要な技術開発を完了。その後も改良を続けている。リニア中央新幹線は品川-名古屋間の27年開業を目標としているが、工事に伴う大井川の流量減少問題などで静岡県と協議が難航し、延期が不可避となっている。
 

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