富士山が初冠雪 平年より2日早く【動画あり】
富士山が28日、初冠雪した。平年より2日早く、昨年より24日早い。静岡県内側の上空を飛んだ静岡新聞社ヘリからも、山頂から麓に向かってうっすらと積雪した様子を確認できた。
【表】富士山初冠雪の記録(2000年以降)
甲府地方気象台が28日、発表した。前日は雨が降っていたが、上空の寒気の影響で富士山頂では気温が氷点下になり、雪となった。気象庁のアメダス(地域気象観測システム)によると、標高3775メートルにある観測点では、28日午前0時に氷点下5・1度まで下がり、晴れたことで冠雪が確認できた。御殿場市の担当者は「市内からは宝永火口の下まで雪に覆われている姿がはっきり見えた」と話した。
21日には麓の山梨県富士吉田市が、山頂付近の冠雪を確認し「初雪化粧」を宣言。麓から約40キロ離れた気象台からは観測できず、同日は初冠雪の発表がなかった。