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感染禍の次は中傷禍 浜松クラスター発生店【新型コロナ】

(2020/9/5 11:23)
開店前に店内を消毒する従業員。アクリル板を設置するなど感染対策を図る=4日午後、浜松市中区田町のブリリア
開店前に店内を消毒する従業員。アクリル板を設置するなど感染対策を図る=4日午後、浜松市中区田町のブリリア

 7月下旬に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した浜松市中区田町のラウンジ「ブリリア」が約1カ月ぶりの営業再開後も、誹謗(ひぼう)中傷に悩まされている。感染防止対策を強化して再スタートを切った40代の女性経営者は、複雑な思いを抱えながら「感染対策を行い、応援してくれる人たちのためにも頑張るしかない」と自らに言い聞かせる。
 営業再開後の今月2日、非通知の番号から「誰の許可を得て営業しているんだ」「どうなるか覚えとけ」などと脅迫めいた電話があったという。女性経営者は「いつまで恐怖や苦しさが続くのか…」と胸の内を明かす。
 同店関連では従業員や家族、利用者ら計90人以上の感染が確認された。店名公表後はインターネットや会員制交流サイト(SNS)で従業員や利用者らの個人情報がさらされ、「店つぶすぞ」「自分の家族にうつったらどうしてくれる」などといった批判や「店名を公表したら10万円もらえる」などの誤った情報が拡散した。
 再開に当たって女性経営者は店内の各テーブルやカウンターをアクリル板で仕切り、従業員のマスクやフェースシールドの着用、足踏み式消毒液スタンドの設置など感染防止の徹底を図った。
 市健康福祉部の担当者は「施設は感染対策をして市民が安心できる環境を整えてほしい。コロナは誰もが感染しうる。誹謗中傷は本当に意味のないこと」と話す。

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