天竜39度、全国2位 静岡県内6日連続猛暑日

 静岡県内は14日も高気圧に覆われ、浜松市天竜区船明で日中の最高気温が全国で2番目に高い39・0度を記録するなど猛烈な暑さになった。静岡県内で35度以上の猛暑日を記録するのは6日連続。

厳しい日差しが照りつける中、日傘を差しながら墓参りする家族=14日午後2時40分ごろ、浜松市天竜区船明の市立船明墓地
厳しい日差しが照りつける中、日傘を差しながら墓参りする家族=14日午後2時40分ごろ、浜松市天竜区船明の市立船明墓地

 このほか県内の日中の最高気温は、同区佐久間38・4度、同市中区38・1度、川根本町36・8度など。静岡地方気象台によると、この猛暑は太平洋高気圧に加え、大陸からチベット高気圧が張り出し、高気圧が2層になっているのが主要因とみられる。静岡県は南から高温の空気が流れ込む影響で、特に暑いという。
 浜松市天竜区船明の市営墓地では日差しが照り付ける中、多くの人が日傘を差したり、帽子をかぶったりして訪れ、墓前で手を合わせた。50代の男性会社員は「風がなく、刺すように暑い」と話した。
県のまとめでは、熱中症とみられる症状で少なくとも28人が救急搬送された。中等症15人、軽症13人で、65歳以上の高齢者が14人を占めた。
 15日は静岡市で38度、浜松、三島両市で37度の予想。向こう1カ月の予報も気温が高い日が多く、厳しい残暑になりそう。静岡地方気象台は熱中症への注意を呼び掛けている。

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