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新鮮魚肉でドッグフード 焼津の老舗かつお節屋が新商品

(2020/8/12 17:37)
焼津港水揚げのマグロやかつお節を使用して作ったドッグフード「おさかな」=7月下旬、焼津市の金虎
焼津港水揚げのマグロやかつお節を使用して作ったドッグフード「おさかな」=7月下旬、焼津市の金虎

 焼津市の老舗かつお節屋金虎が、焼津港水揚げのマグロやカツオを主原料にしたドッグフード「おさかな」を開発し、7月から販売を始めた。犬のアレルギー原因になりやすい小麦や畜肉類を使用せず、新鮮な魚肉をふんだんに盛り込むことで自然な味付けに仕上げた。遠洋漁業の本拠地ならではのオンリーワン商品を完成させた。
 同社によると、サーモンやタラを使用したドッグフードはあるが、それより高価なマグロ、カツオを主原料にした製品は珍しい。
 発案者の寺尾仁秀専務(67)が以前飼っていた柴犬はアレルギー性皮膚炎がひどかった。焼津港に揚がる魚や自社のかつお節を活用し、アレルギー物質をできるだけ取り除いたドッグフードを作れないか、8年前から研究を始めた。
 2014年に魚肉100%の犬用スナック「鰹犬(かつおいぬ)」を発売し、市場の手応えをつかんだ。犬の主食になる「総合栄養食」分野に参入するため、17年に本格的な製造機「エクストルーダー」を導入し、新工場を設立。3年間試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいく品質にたどり着いた。
 刺し身用として加工されるマグロ、カツオの切れ端と、香り高いかつお節を使用し、油脂や調味料で味付けする一般的な商品とは一線を画す。寺尾専務は「人が食べてもおいしいと感じられる完成度を目指した。新鮮な魚肉が入手できる焼津ならではの商品」と出来栄えに胸を張る。「犬も年々高齢化している。愛犬に少しでも健康に良いものを食べさせたいという飼い主のニーズに応えたい」と話す。
 1キロ3千円(税別)。自社サイトのネットショップと、焼津市の昭和通りにある自社店舗で扱っている。
 

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