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ヘアドネーション「僕も」 掛川の小5、3年ごし40センチ断髪

(2020/8/4 17:36)
ヘアドネーションのため、3年かけて伸ばした髪を切る伊藤正悟君=7月下旬、菊川市の「Hairroom Cover」
ヘアドネーションのため、3年かけて伸ばした髪を切る伊藤正悟君=7月下旬、菊川市の「Hairroom Cover」
40センチ髪を切り、笑顔を見せる伊藤君
40センチ髪を切り、笑顔を見せる伊藤君

 「病気の子に自分の髪を贈りたい」-。掛川市立西山口小5年の伊藤正悟君(10)が、病気などで髪を失った人に人毛で作ったカツラを贈る活動「ヘアドネーション」に協力した。髪を伸ばした期間は3年。黒髪が腰に掛かるほどまでになったサッカー少年は7月下旬、菊川市内の美容院で断髪に臨んだ。
 髪を伸ばすきっかけは2年生の道徳の授業。小児がんの女の子が髪を失ったという話を聞き、胸を締め付けられた。「何かできないかな」。そんな思いでいたある日、テレビ番組でヘアドネーションを知り、髪を伸ばそうと決意した。
 これまでの3年間、苦労は少なくなかった。「男の子なのにどうして」と疑問に思われ、同級生にからかわれたことも。学校から泣きながら帰った時、母親の佳美さん(40)が「人と違うことをすると風当たりも強い。それに勝つか負けるかは自分次第」と語り掛けると、負けず嫌いの伊藤君は改めて意志を固めた。周囲に髪を伸ばす理由を話すと理解し、次第に応援してくれるようになった。
 長い髪は手入れに手間が掛かった。毎日、両親が手伝って伊藤君の髪を丁寧に洗い、乾かし、縛った。大好きなサッカーの練習も、夏は特に大変だった。

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