静岡県含む東海地方が梅雨明け 平年より11日遅く
気象庁は1日、静岡県内を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。県内は同日、晴れ間が広がり気温が上昇。コロナ禍で短い夏休みを迎える中、早速、川などで水遊びを楽しむ子どもたちの姿が見られた。

梅雨明けは平年より11日、昨年より8日遅い。8月の梅雨明けは11年ぶりで、1951年の統計開始以降、3番目の遅さ。静岡地方気象台によると、梅雨入りした6月10日から7月31日までの降水量(速報値)は、静岡1189・5ミリ、三島1142・5ミリ、浜松1016・5ミリなどでいずれも平年を大きく上回った。平年の3倍近い数値を記録した地点もあった。
県内の1日の気温は、静岡市清水区の32・3度をはじめ、浜松市天竜区佐久間町31・7度、三島市31・6度など9カ所の地点で真夏日を記録。各消防本部などによると、午後5時現在で6人が熱中症で救急搬送された。いずれも中等症か軽症。
静岡市葵区桂山の中河内川の河川敷では、白い雲間からのぞく青空と日差しの下、水着姿の子どもたちが大きくしぶきを上げながら水遊びをしたり、テントを張ってバーベキューを楽しんだりした。