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高級サザエ 自宅で料亭気分 コロナ禍、動画で販促 いとう漁協

(2020/7/28 20:00)
サザエをPRするユーチューブ動画の一場面
サザエをPRするユーチューブ動画の一場面
水揚げされたサザエを箱詰めする磯川桂一郎代表(左)といとう漁協職員=6月下旬、伊東市の富戸漁港
水揚げされたサザエを箱詰めする磯川桂一郎代表(左)といとう漁協職員=6月下旬、伊東市の富戸漁港

 伊東市のいとう漁協が動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じ、新型コロナウイルスにより外食需要が減ったサザエの販売に取り組んでいる。人気ユーチューバーがサザエを調理する動画を公開中。これまで旅館や料亭向けだった高級食材を一般消費者にもPRし、販路拡大につなげる。
 販売するのは「釜サザエ」とも呼ばれる通常の4~5倍の特大サイズ。緊急事態宣言下の4~5月に価格が例年の半値以下に落ち込んだのを受け、同市出身の磯川桂一郎さん(33)が代表を務める水産物電子商取引(EC)販売「focus1(フォーカスワン)」とタイアップした。
 動画はサザエを炊き込みご飯やアヒージョなどに調理する内容。殻の取り外し方も解説する。「いとう漁協 サザエ」で検索して視聴し、サイト内から購入可能。ユーチューブプロモーションを手掛けてきた磯川さんが「料理動画は食に興味のある30~40代が視聴する。この年代は高価でもいいものなら購買意欲は高い」と狙った通り、1箱(2キロ)4980円(税、送料別)ながら予想以上の注文がある。
 今回は富戸漁港の水揚げ分を数量限定で販売している。夫婦でサザエ漁を営む海女の稲葉すみ枝さん(71)は「(価格低迷で)漁を控えた時期もあった。高値で買ってもらい、多くの人に食べてもらえるのは張り合いがある」と喜ぶ。
 緊急事態宣言の解除後に高級魚の価格は回復したが、現在は再び感染が拡大し、先行きは見通せない。その中で、新たな販促手法として漁協関係者の期待は大きい。磯川さんは「伊東を盛り上げたい思いが強い。サザエをきっかけに、干物や魚のすり身などの販売にも広げたい」と考えている。

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