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学校再開から1カ月超 児童の交通事故増に注意 梅雨やコロナ…静岡県警「悪条件重なる」

(2020/7/9 19:47)
中学生が登校中に車にはねられ軽傷を負った市道交差点=2日、浜松市北区
中学生が登校中に車にはねられ軽傷を負った市道交差点=2日、浜松市北区
2010~19年に小学生が歩行中に交通事故に遭い死傷した月別累計数(件)
2010~19年に小学生が歩行中に交通事故に遭い死傷した月別累計数(件)

 静岡県内の学校で、新型コロナウイルスによる休校が5月下旬に明けてから1カ月が過ぎた。例年、新学期から1カ月が経過したころから小学生の交通事故が増える傾向にある。今年は「1カ月後」が梅雨の時期と重なり、県警が例年以上の注意を呼び掛けている。
 県警によると、県内で2010~19年の過去10年に歩行中の小学生が死傷した累計数は3040人。月別では4月276件、5月310件、6月301件、7月268件、8月186件と推移し、新学期が始まって1~2カ月後に事故が増える傾向にある。県警は「学校生活に慣れた頃で気の緩みも出やすい」と分析する。
 5月は最も少ない8月(186件)の1・6倍。累計数のうち、亡くなったのは5人。静岡市葵区では11年5月に小学生が下校中に犠牲になった。今月2日には浜松市北区で中学生が登校中に横断歩道を渡っていたところ、車にはねられ、軽傷を負った。運転していた男は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで逮捕された。細江署の担当者は「一歩間違えばさらに重大な事故につながりかねない危険な事故だった」と指摘する。
 新学期が始まるとすぐに、各地の小学校で新1年生らを対象に開かれる交通安全教室も、今年は新型コロナの影響でほとんどできていない。県警交通企画課の担当者は「さまざまな悪条件が重なっている。児童、生徒やドライバーは例年以上に事故が起きやすい状況にあることを十分認識し、交通安全に気を付けてほしい」と呼び掛ける。

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