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準備始めた海水浴場、花火大会どうなる…都内に「近接」静岡県内行楽地警戒

(2020/7/4 09:45)
夏の行楽シーズンを間近に控えた熱海市。感染第2波や自粛ムードの再来に警戒感が高まる=3日午後、JR熱海駅前
夏の行楽シーズンを間近に控えた熱海市。感染第2波や自粛ムードの再来に警戒感が高まる=3日午後、JR熱海駅前

 東京都の新型コロナウイルス感染者が2日続けて100人を超えた3日、首都圏に近接している県東部、伊豆の行楽地では、感染第2波や再び自粛ムードが広がることを不安視する声が相次いだ。海水浴や花火大会など夏のレジャーの準備が本格化したばかりだっただけに、関係者は危機感をあらわにして東京の動向を注視している。
 「熱海のブランドイメージを守るためにも、慎重の上に慎重を重ねて対応していきたい」。熱海市の「月の栖熱海聚楽ホテル」の森田金清社長(52)は今後の状況変化を見据え、警戒を強める。同市は都道府県境をまたぐ移動の制限がないことを条件に、23日に市内3カ所の海水浴場を開設し、8月5日には海上花火大会を開催する。同ホテルの7~8月の宿泊予約も半分ほど埋まりつつあるが、森田社長は「今後の感染状況次第で海水浴場の開設などを考え直さなければいけないと思う。一時的な収益よりも大きな損害を招きかねない」と危ぶむ。
 伊東市も18日に海水浴場の開設を控えている。神奈川県が海水浴場を全面閉鎖するため、首都圏で感染が広がる若者世代が多く訪れることも予想される。
 海の家事業者でつくる伊東海水浴場組合の佐々木清組合長は「感染者数に一喜一憂することなく、感染予防ガイドラインを徹底し安全安心を確保することが重要。観光地・伊東が協力して対策をしながら市内経済を回していく必要がある」と事態を冷静に見つめる。
 夏山シーズンの富士山の登山ルートが閉鎖されるものの、多くのショッピング客などの来訪が見込まれる御殿場市。東京の感染再拡大を受け、同市は既に6月30日から、首都圏への不要不急の移動自粛を再び市民に求めるなどして、警戒レベルを高めている。若林洋平市長は「観光ハブ都市として多くの観光客を迎える市としては大変な危機感を感じる」とコメントした。

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