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さくら棒、無人販売 「密」回避、三島食品が直売所開設

(2020/6/3 13:30)
さくら棒の直売所で無人販売を始めた伊丹大地社長=三島市
さくら棒の直売所で無人販売を始めた伊丹大地社長=三島市

 静岡県伝統の麩(ふ)菓子「さくら棒」を製造販売する三島食品は5月、さくら棒の直売店を三島市にオープンさせた。新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む中、無人販売で感染防止も図りつつ昔ながらの味を守り続けている。
 事務所と隣接する原料の倉庫を伊丹大地社長(36)らが自ら直売所に改装。お客が入り口の券売機で精算し、商品を持ち帰ることで接客による感染リスクを抑えた。カフェをイメージした店内にはさくら棒のほかお麩のラスクやかりんとう、まんじゅうなど直売所でしか買えない商品も並んでいる。
 新型コロナの影響で土産店での販売が激減し、売り上げは前年の3~4割程度にまで落ち込んだ。収入の確保に向けて実店舗での販売準備を進める一方、「大々的にオープンすれば感染の危険が高まる可能性もある」と伊丹社長。考えた結果、店員と客の「密」をなくしてリスクを極力減らす無人販売に乗り出した。
 同社によると、さくら棒が作られ始めたのは戦後間もなく。お祭りの出店などで売り出され、最近は本県の郷土菓子としてテレビ番組で取り上げられるなど知名度が高まっているという。同社では定番のさくら棒に加えてチョコやメロン、焼き芋などの味も売り出し、商品を組み合わせた贈答用はスマートフォンによる注文の受付も開始した。
 伊丹社長は「お客の安全と伝統の味を守る方法を考えた。ぜひ足を運んでもらいたい」と語る。

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