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第五福竜丸悲劇、動画で知って 都内展示館の学芸員制作、公開

(2020/5/28 19:45)
公開する動画を撮影する学芸員の蓮沼佑助さん=20日、東京都江東区の都立第五福竜丸展示館
公開する動画を撮影する学芸員の蓮沼佑助さん=20日、東京都江東区の都立第五福竜丸展示館

 1954年の米国の水爆実験で被ばくした焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」を保存する東京都立第五福竜丸展示館(江東区)が、第五福竜丸がたどった運命や核実験被害を解説する動画の公開を始めた。新型コロナウイルスの影響で臨時休館が続く中、「多くの人に第五福竜丸を知ってほしい」と学芸員が制作した。
 第1弾として26日に公開したのは、第五福竜丸が遭遇したビキニ環礁の水爆実験のあらましや、被ばくから保存に至った経緯を解説する動画と、展示物「死の灰(放射性降下物)」を説明する動画。同館のホームページや動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で閲覧できる。
 船の操舵(そうだ)室にかけてあった「日めくりカレンダー」や乗組員が記載した「当直日誌」など、同館が保有する資料の撮影も進め、今後、順次公開する。学芸員の蓮沼佑助さんは「本来、来るはずだった子どもたちに自宅や学校で学んでもらえたらうれしい。再開後も学習に活用できるよう、普段は紹介する機会が少ない貴重な資料も動画にしていきたい」と話した。
 同館によると、例年は5月の大型連休明けから6月にかけて、全国からおよそ200校の小中高生が修学旅行や社会科見学で訪れる。今年は臨時休館に踏み切った3月末以降、受け入れができない状態が続いている。6月以降も従来のような団体の受け入れ方は難しいことから、学芸員3人が動画制作を企画した。

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