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緊急事態解除1週間、街に日常の足音 静岡県、警戒継続呼び掛け

(2020/5/22 08:29)
本県における緊急事態宣言の解除から1週間。市街地を行き交う人の流れは戻りつつある=21日午後、静岡市葵区
本県における緊急事態宣言の解除から1週間。市街地を行き交う人の流れは戻りつつある=21日午後、静岡市葵区

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が静岡県などで解除されて21日で1週間。県内は商業施設や飲食店、観光施設などが営業再開の動きを見せ、地域によっては人出が戻りつつある。一方で同日は首都圏住民を介したとみられる新規感染者が伊東市で確認され、県幹部は「警戒が緩めばすぐに第2波となりかねない」と感染予防の継続を呼び掛ける。
 静岡市葵区の中心市街地は21日午後、多くの人が行き交い、買い物を楽しむ姿が見られた。今週に入り新静岡セノバや松坂屋静岡店、静岡伊勢丹などが次々に営業を再開し、周辺は日常の光景を少しずつ取り戻している。
 NTTドコモのデータによると、20日午後3時の静岡駅の人の流れは感染拡大前と比べ23・4%減で、大型連休中だった今月3日の69・2%減から大幅に回復した。買い物中の同区の主婦(38)は「気候も過ごしやすく、みんな外出気分だと思う。でも感染は怖いからマスクは手放せない」と話した。
 一方で、緊急事態宣言が継続された首都圏に近い熱海市は隣接する伊東市で新規感染者が発生したこともあり、関係者は警戒感を維持している。
 バラが見頃を迎えた観光庭園「アカオハーブ&ローズガーデン」は市独自の休業要請が明けた21日に営業を再開したが、県外からの来訪自粛を呼び掛けている。園内を運行する送迎バスは窓を開放し、定員も半分以下にして「3密」回避を徹底した。
 駐車場の車は大半が県内ナンバー。広報担当者は安堵(あんど)した表情を浮かべ、「園内はまだ寂しい状況だが、お客様にも対策を求めながら収束の流れを止めたくない」と語った。
 市内の宿泊施設は半数以上が自主的に休業を継続している。今月末まで休館するホテルの幹部(62)は「営業したいが、行政が県をまたいだ移動の自粛を求めている」と複雑な胸中を明かした。

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