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静岡県内鉄道、軒並み乗客急減 在宅勤務や休校影響

(2020/4/21 10:40)
閑散としている静岡鉄道の新静岡駅構内。外出自粛の影響で休日は平日よりも利用者が減少している=20日午後、静岡市葵区
閑散としている静岡鉄道の新静岡駅構内。外出自粛の影響で休日は平日よりも利用者が減少している=20日午後、静岡市葵区

 新型コロナウイルスの感染拡大で、静岡県内鉄道各社の利用者数が4月に入って急減している。休日は外出自粛、平日は在宅勤務や学校休校の影響が大きい。定期券の払い戻しも相次いでいるという。本県を含む全国に緊急事態宣言の対象地域が広がり、減少傾向はより鮮明になっている。
 「静かだった」。静岡鉄道(静岡市)の駅員は、全国への緊急事態宣言後初めての休日となった18、19日の様子を振り返った。
 同社によると、18日の利用状況は前年に比べ約8割減少した。平日は4割ほど減っている。感染リスク低減のためとして、平日朝のラッシュ時に運行していた急行列車を取りやめた同社。今後の運行も「利用状況に合わせて対応する」とした。遠州鉄道(浜松市)も休日は7割前後、平日は5割ほど減少した。
 伊豆急行(伊東市)では、土日の利用状況は降車ベースで7割ほどの減。18、19日は前の週よりも減少幅が若干広がった。担当者は「観光の自粛が響いている。観光するにしても鉄道を避け、(自家用の)車で来ている」と分析する。伊豆箱根鉄道(三島市)は利用者の減少を受け、駿豆線(三島-修善寺)の運行を減便している。
 岳南電車(富士市)も土日は前年比で約4割減った。18、25日と5月2~4日に予定していた「夜景電車」の運行を中止に。同電車は市外からの乗客がほとんどという。大井川鉄道(島田市)は観光客に人気の蒸気機関車(SL)や井川線を運休中。通常運行の本線普通電車も「利用はかなり少ない」とした。
 今後迎えるゴールデンウイークは本来書き入れ時。天竜浜名湖鉄道(浜松市)は25日、旧国鉄二俣線の全線開通80周年を記念し、国鉄時代に走行していた「キハ20」の配色に塗装した記念車両の運行を開始する。当初は出発式などのイベントも検討していた。ただ感染拡大が続く中、担当者は「見に来て、とはなかなか言えない」と苦しい胸中を明かす。

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