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首都圏脱出か待機か コロナ緊急事態宣言、静岡県内持ち込み懸念

(2020/4/8 07:38)
緊急事態宣言発令の速報を伝える大型ビジョン=7日午後6時23分、静岡市葵区
緊急事態宣言発令の速報を伝える大型ビジョン=7日午後6時23分、静岡市葵区

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、安倍晋三首相が7日、東京など7都府県を対象に発出した緊急事態宣言。先行きが見通せない状況の中、対象地域の首都圏と隣接し、人の行き来が活発な静岡県内では、宣言の感染拡大防止効果を期待する一方で、対象地域への就職・進学者がいる家庭からは不安と戸惑いの声が上がった。
 「安倍首相より新型コロナウイルス『緊急事態宣言』」。同日夕、静岡市葵区の静岡東急スクエア壁面に設置された大型ビジョンに速報が流れた。静岡市内の職場から帰宅途中の女性会社員(29)=御殿場市=は「感染が広がる東京などからの人の流入が抑えられ、少しでもリスクが減れば」と期待した。
 一方、都内の大学院に通う藤枝市出身の女子学生(22)は宣言が発令された7日に高速バスを利用し、実家に帰省した。女子学生を自宅で出迎えた母親(54)は「リスクはあるが、親としては東京にとどまらせる方が不安。帰ってきてくれて安心」と複雑な心境を説明した。
 都内の企業に勤め、現在は川崎市でテレワーク中の富士市出身の女性会社員(23)は、現地にとどまることを決めた。「実家に帰って安心したい気持ちはある。ただ、家族への影響を考えると、静岡に帰るという選択は難しい」と悩む。富士市在住の母親(50)は「娘が感染した場合、会うこともできなければ看病もできない。とても心配」と1人暮らしの娘を思いやった。
 長泉町出身の女性会社員(22)は4月に都内の企業に入社したばかり。当初予定されていた合同研修は取りやめとなり、10日まで実家でオンラインでの研修を受けている。来週から都内の店舗に配置される予定だが、「緊急事態宣言が発令された後に、東京に戻っていいものなのか」と不安を口にした。

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