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部活動再開 「密」避け練習、アプリで体調管理…対策いろいろ

(2020/4/5 11:49)
通常よりも距離を置いて監督の指示を聞く富士高女子ハンドボール部員=4日午前、静岡市清水区の清水東高
通常よりも距離を置いて監督の指示を聞く富士高女子ハンドボール部員=4日午前、静岡市清水区の清水東高

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自粛していた静岡県内高校の部活動が新年度に入り、徐々に活動を再開している。ただ、多くの生徒が一度に集まる全体練習には課題も多く、各校は手探り状態で練習方法に細心の注意を払いながら、苦心している。
 中止となった選抜大会に初出場するはずだった富士高(富士市)の女子ハンドボール部は4日、清水東高(静岡市清水区)で2カ月ぶりの対外試合を行った。高校から競技を始める生徒が多く実戦形式の練習試合は必要不可欠という。移動は電車を使わず、保護者が車で送迎。体育館の窓は開放し、通常よりも距離を置いて円陣を組むなど対策を講じた。石川直樹監督(57)は「集合するのをなるべく避け、練習時間も短めにした」と説明した。
 静岡商高(静岡市葵区)野球部は体調管理にスマホのアプリを活用している。部員が毎日、体重や睡眠時間、疲労度、けがの有無など項目ごとに記入した内容を、高田晋松監督(50)が手元で把握できる仕組みだ。
 アプリ導入は2年前だが今回、新型コロナウイルス対策として体温や呼吸器系の不調を問う項目を新たに加えた。「野球をやりたいという選手の“火”を消さないために気を配りたい」と高田監督。対島勇斗主将は「ウイルスは目に見えない。自分たちが意識を高く持つことで避けられる」と話す。高田琢登投手も「感染者が出れば自主練習すらできなくなる。自己管理が大切」と表情を引き締めた。
 一方、静岡聖光学院高ラグビー部(静岡市駿河区)は2月末以来、対面での練習を行っていない。オンライン授業のシステムを使って週3回、ミーティングに取り組み、戦術の理解向上に励む。部員58人の中には感染拡大が進む関東圏出身の生徒も多く、佐々木陽平監督(42)は「部活動どころではない家庭もあるが、生徒の『ラグビーがしたい』という声は切実だ」と話す。

 ■合宿や県外遠征は自粛を 県教委
 静岡県教委は3月末、新学期に部活動を再開する上での方針として、「密閉・密集・密接」の3条件が重ならないよう実施内容や方法を工夫するように各県立高校に通達した。校内練習や近隣校との練習試合は可能だが、合宿や県外遠征は自粛を求めている。

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