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扇形車庫、天竜材で復活 天浜線・天竜二俣駅の文化財

(2020/4/2 08:13)
天竜材を使って新調された扇形車庫の木造扉(左から2、3枚目)=30日、浜松市天竜区二俣町の天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅
天竜材を使って新調された扇形車庫の木造扉(左から2、3枚目)=30日、浜松市天竜区二俣町の天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅

 天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅(浜松市天竜区二俣町)でこのほど、国の有形文化財に登録されている「機関車扇形車庫」の木造扉の一部が新調された。2018年秋の台風で大きく損傷を受けた扉2枚が、地元の天竜材を使って新たによみがえった。
 車庫は、1940年の旧国鉄二俣線全線開通時に完成。木造平屋建てで、80年たったいまも現役で使われている。しかし、老朽化した箇所が台風による暴風雨で損傷。8枚ある扉のうち、特に傷みが激しかった2枚を取り換えた。施工は同町の住宅メーカー三立木材が担当した。扉は高さ4・2メートル、幅2メートルで、天竜産スギとヒノキのFSC認証材を使って造った。
 総木造の車庫の現存例は希少で、98年に国の有形文化財に登録された。同駅の転車台とともに人気を集め、県内外から多くの見学者が訪れている。
 同鉄道の長谷川寛彦社長は「車庫は貴重な財産。地元の木材を使って装いを新たにできたことをうれしく思う」と話した。

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