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浜名湖潮干狩り、2年連続中止へ アサリ激減、存続危機

(2020/3/27 08:11)
期間限定で開催した2018年の観光潮干狩り。アサリの激減で20年は中止する方向で調整している=18年5月、浜松市西区の弁天島
期間限定で開催した2018年の観光潮干狩り。アサリの激減で20年は中止する方向で調整している=18年5月、浜松市西区の弁天島
浜名湖のアサリ漁獲量
浜名湖のアサリ漁獲量

 浜名漁協(浜松市西区)は26日までに、同区舞阪町の弁天島を会場にした「浜名湖の観光潮干狩り」について、今シーズンも中止する方針を固めた。アサリの漁獲量が大幅に落ち込み、必要量を確保できないと判断したとみられる。中止になれば、2年連続5回目。
 観光潮干狩りを初めて中止した2013年以降の8年間で、春から夏にかけてのシーズンを通して開催したのは15年だけ。14、18年はゴールデンウイーク(GW)など期間限定で実施した。今切口周辺の天然干潟に船で渡り、アサリを捕る観光潮干狩りは浜名湖の風物詩として知られるが、資源量の激減で存続の危機に立たされている。
 19年の浜名湖のアサリ漁獲量は872トンで前年の1798トンから半減し、過去最低だった。10年前は約6千トンだったが、近年は貝の窒息死につながる海藻「アオサ」の大量発生やクロダイによる食害などで水揚げが激減している。県水産技術研究所浜名湖分場(同区)によると、19年はさらに夏の高水温や秋の台風でアサリが弱り、死んでしまった可能性があるという。
 観光潮干狩りは海水浴と並ぶ誘客の中心で、舞阪町観光協会によると、最盛期の1984年には約30万人が詰め掛けた。地元の観光関係者は「GWだけでも開催できないかとの意見もあったが、現在のアサリの状況を踏まえれば、仕方がない」と話す。
 アサリを採捕する浜名漁協は漁獲量の制限と禁漁区域を設けるとともに、県と稚貝放流や母貝育成、保護柵設置などに取り組んでいる。資源回復に向け、禁漁区域の拡大など対策強化を検討しているという。

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