静岡新聞NEWS

浜松まつり開催に黄信号 新型コロナ対応、組織委に慎重意見

(2020/3/20 07:59)

 新型コロナウイルスの感染防止策を話し合う政府専門家会議が19日に示した見解は、人混みの回避や、大規模イベントの開催について慎重な対応を求める内容となった。同日、県内最大級の集客行事「浜松まつり」(5月3~5日)の開催可否を巡り、浜松市と浜松商工会議所、参加登録町などでつくる祭りの組織委員会総務部が市内で開いた緊急会合でも、出席者から「濃厚接触の場面が多い」「中止もやむを得ない」など慎重意見が多数を占めた。
 昼の大凧(だこ)揚げや夜の御殿屋台の引き回しなど、市民を中心に例年延べ100万人以上が繰り出す祭典の行方に黄信号がともった。緊急会合の意見を踏まえ、鈴木康友市長ら組織委構成団体の代表者が23日、開催可否を判断する。
 緊急会合は非公開。参加174町を地域ごとに分けた15ブロックの代表自治会長、にぎわいイベントを担当する浜松商議所職員、凧揚げ会場などを管理する企画統制監理部の幹部らが出席した。関係者によると、「当日の激練りや凧揚げはもちろん、事前の準備段階から集会所に人が密集し、濃厚接触する場面が多い」「本来の趣旨の初子の祝いを行える状況にない」など慎重な見解が相次いだ。
 組織委事務局の浜松・浜名湖ツーリズムビューローに寄せられた市民らの意見のうち、「中止すべき」が約8割を占めたことや、既に祭り不参加を決めた町があることも報告された。
 一方、「地元の凧揚げ会の若衆は祭りの開催を望んでいる」「浜松で感染症の患者は確認されていない。やめる必要はない」と開催を推す出席者も見られたという。
 組織委の広野篤男代表委員長は会合後の取材に、「寄せられたさまざまな意見を23日の役員会で伝える」と述べるにとどめた。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿