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中村哲医師の遺志尊重、カレーズの会理事長が視察報告 静岡

(2020/1/20 08:27)
亡き中村哲医師との交流を振り返るレシャード・カレッド理事長=19日、静岡市葵区
亡き中村哲医師との交流を振り返るレシャード・カレッド理事長=19日、静岡市葵区

 昨年末から約10日間、母国のアフガニスタンを訪問したNPO法人カレーズの会(静岡市葵区)のレシャード・カレッド理事長は19日、視察報告会を同区で開いた。同国で殺害された医師中村哲さん(73)と交流のあったレシャード理事長は「とても残念だ」と哀悼の意を表した上で、中村さんの遺志を尊重しながら現地支援を続ける考えを強調した。
 レシャード理事長によると、中村さんとは30年以上の付き合いで、数年前には現地の中村さん宅に泊まるなど親交は深かった。今回の視察は事件以前から予定され、治安悪化を懸念する周囲から中止を促す声もあったが、「暴力に負けるわけにはいかない」と決行したという。
 報告では、同法人運営の診療所は2019年1~10月に4万人弱の患者利用があり、現在はお産の受け入れ態勢の拡充を図っていると説明。教育支援で開設した学校には1700人余りが学び、予防接種や衛生教育を受けられる保健室機能を設ける構想を披露した。
 レシャード理事長は「おなかのすいている人に魚ではなく、魚の取り方を教えてあげるという中村先生の考え方を今後も残したい」と話した。

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