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緑茶飲むほど…介護予防に効果、死亡率も低下 県内全市町調査

(2020/1/15 07:26)
緑茶の摂取状況と介護予防効果/緑茶摂取と介護認定の関係を示した県の調査結果
緑茶の摂取状況と介護予防効果/緑茶摂取と介護認定の関係を示した県の調査結果

 緑茶をたくさん飲むほど介護予防に効果的で死亡率も下がる―。静岡県が県内全35市町の高齢者約1万人を追跡調査した結果、こんな傾向が浮かび上がった。緑茶を1日7杯以上飲む人はほとんど飲まない人に比べて、要介護認定(要支援を含む)を受けたり、死亡したりする割合がほぼ半分だった。
 緑茶の飲用習慣があると死亡率が下がる傾向は以前から指摘されていたが、介護予防の効果を調査で明らかにしたのは初めて。県は調査結果を積極的にアピールし、県民の健康づくりや茶の消費拡大に生かしていく。
 県は2014年2月、35市町に住む65歳から84歳までの高齢者を対象に緑茶の摂取状況などをアンケートし、1万5356人が回答。そのうち介護認定の状況を追跡できなかった人などを除く、1万383人分のデータを今回分析した。
 1日に飲んでいる緑茶の量と要介護認定や死亡の関係を調べたところ、緑茶を1日に7杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて要介護認定や死亡の割合が47%低かった。1日4~6杯だと42%、1日1~3杯だと31%それぞれ下がり、飲む量が増えるほど割合は小さくなっていた。要介護2~5の重度の要介護認定に限って分析しても同様の傾向が表れた。
 県が市町の協力を得て介護認定の状況などを調査し、分析は浜松医科大の尾島俊之教授(健康社会医学)が監修した。1日7杯以上の緑茶摂取の分類を含めて分析した事例は他県にないという。
 県健康増進課の藤浪正子専門主査は「緑茶の摂取が健康長寿の一因になっている可能性がある。緑茶を飲んでもらい、介護予防につなげていきたい」としている。

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