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自転車こいで浄水 装置導入、災害時貢献へ 競輪選手会静岡支部

(2019/12/23 07:45)
自転車一体型浄水装置をお披露目した新田康仁選手(奥)と黒田直記・選手会静岡支部長=22日午前、伊東市の伊東温泉競輪場
自転車一体型浄水装置をお披露目した新田康仁選手(奥)と黒田直記・選手会静岡支部長=22日午前、伊東市の伊東温泉競輪場

 競輪選手会静岡支部(黒田直記支部長)は22日、選手の脚力を災害時などに役立てようと導入した「自転車一体型浄水装置」を伊東市の伊東温泉競輪場で披露した。自転車のペダルをこいで、雨水などの濁水を飲料可能な水質までろ過する仕組み。同支部は全国各支部に呼び掛け、将来的には全43競輪場などへの設置を目指していくという。
 装置は市販されていて、ペダルをこぐ力でポンプを作動させフィルターを通して浄水する。1人が1日に必要な飲料水が2リットルとされる中、毎分5リットル、1時間で150人分を作り出す。
 ペダルは一般人でも容易にこげる負荷で、「選手なら何時間でもこぎ続けられる」と黒田支部長(48)。泥水や池の水などでも浄化でき、自転車に取り付けたまま自走できる。
 今秋の台風被害を受け、「何か社会貢献できないか」と考えた同支部の新田康仁選手(45)が発起人となった。当初は単独で活動する考えだったが、選手会を通じて全国で取り組むことになった。
 新田選手は「災害時、給水車からの飲料水は入浴やトイレなどには使いづらいとの声を聞く。自転車で浄水した水なら迷わず生活用水に使ってもらえると思う」と話した。

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