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鉄道と磐田の歴史ひと目 駅130周年と新駅開業記念し企画展

(2019/12/2 17:25)
明治期から現在までの磐田市内の東西、南北の鉄道の変遷などを紹介した企画展=11月下旬、同市岡の市歴史文書館
明治期から現在までの磐田市内の東西、南北の鉄道の変遷などを紹介した企画展=11月下旬、同市岡の市歴史文書館

 磐田市岡の歴史文書館は20日まで、JR磐田駅130周年と来春の新駅「御厨(みくりや)」開業を記念し、市内を東西に走る東海道線と南北路線の変遷を所蔵資料などからひもとく企画展を開いている。住民の駅との関わりや駅誘致の動きにも焦点を当てた。同館職員は「明治から現在まで、どの時代にも鉄道開設に郷土の発展を願った住民の思いがあったことを知ってほしい」と話す。
 起点は明治期の1889年の中泉停車場(現JR磐田駅)開業。当時の新聞記事や写真を通じ、誘致に尽力した地元素封家の存在とともに、市民の行動範囲を大きく変えたことを伝えている。
 同館によると、停車場開業以降、東海道線に交差する南北の鉄道建設が天竜川左岸などで複数構想されたのも注目点の一つ。材木や鉱石などを人車や馬車で運んだ中泉軌道(1909~32年)をはじめ、中泉から浜松市天竜区二俣を走った光明電気鉄道(28~36年)の歩み、明治後期以降、旧敷地村が「村に線路を」と積極的に動いたことがうかがえる文書も並んだ。誘致活動は40年、国鉄二俣線(現天浜線)の敷地、野部(現豊岡)の両駅開業で実現する。
 一方、大正期に竜洋から豊岡地域を結ぶ“幻”の計画になった「天龍軽便鉄道」の路線図面なども公開。許可願と記された文書には発起人名と押印があるものの、月日が入っておらず、提出に至らなかったことが分かるという。
 東海道線では91年の豊田町駅開設前後の航空写真、開業を控える御厨駅についても住民の請願から約30年に及ぶ開業までの流れなどを紹介している。平日開館。

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