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力不要でも頭使う「カローリング」 静岡県協会発足、健康増進へ

(2019/11/13 17:03)
静岡県協会設立記念大会でカローリングを楽しむ参加者。体力や年齢に関係なく参加できるスポーツとして人気が高まりつつある=10月下旬、裾野市民体育館
静岡県協会設立記念大会でカローリングを楽しむ参加者。体力や年齢に関係なく参加できるスポーツとして人気が高まりつつある=10月下旬、裾野市民体育館

 カーリングから生まれたスポーツ「カローリング」の人気が静岡県内でじわりと高まっている。10月に都道府県で16番目となる県カローリング協会が発足。役員らは年齢や体力に関係なく楽しめるとアピールし普及に努める。
 「ナイスショット」「だめだ、曲がる」―。「県協会発足記念」と銘打ち、同月下旬に裾野市民体育館で開かれた3回目の県大会。県東部や静岡、藤枝両市から過去最多の20チーム約60人が参加し、熱戦を展開した。
 最大の売りは誰でも気軽に楽しめる点だ。カーリング競技のストーンに当たるジェットローラには三つの車輪があり、わずかな力でも転がせる。最高齢参加者の男性(88)=沼津市=は「簡単に転がる。長く続けられそう」。妻(85)は「力はいらないけど頭は使う。ぼけ防止になるかな」と笑う。
 競技は1993年に誕生した。全国大会が毎年開かれ、今年は120チームが出場した。20年ほど前から、海外でも競技会が開かれている。
 2018年に開かれた60歳以上のスポーツの祭典「ねんりんピック富山」の種目に採用されたことで県内でも関心が高まり、岡田行一さん(78)=御殿場市=らが愛好家団体「県カローリングクラブ連絡会」を結成。同年4月に初の県大会を開催した。
 同連絡会を母体に立ち上げた協会は練習会を毎月開くほか、行政や高齢者団体に説明に赴き、競技を広める。当面の課題は近隣県に比べて少ない用具の確保と県西部での普及。協会の会長に就任した岡田さんは「競技人口を増やし、健康増進と地域活性化の足掛かりにしたい」と情熱を注ぐ。

 <メモ>カローリング 「軽やか」とローリング(回転)を組み合わせた言葉。1チーム3人で対戦し、「ジェットローラ」と呼ばれる円盤を一人ずつ交互に、11メートル離れたポイントゾーンに向けて転がして得点を競う。名古屋市のベアリングメーカーの経営者が「カーリングを床の上でできるように」と考案した。

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